About

Artist Statement

わたしは砂を用いて、ポップで色鮮やかな想像の世界を描いています。砂絵(カラフルな細かい砂を紙に接着させて制作する絵)は、集中力と器用さを必要とする細かい作業であるものの、子供に返ったような遊び心や喜びを私に呼び起こしてくれます。

1コマ漫画のようなその世界には、ポップで不思議なキャラクターたちが存在します。キャラクターたちは基本的に無表情です。なぜなら、鑑賞者に彼らの感情を想像してもらいたいという意図と、日々に真摯に向き合う彼らの姿を描きたいという思いがあるからです。一生懸命な姿というのは、ときに不器用さや切実ゆえのおかしみがあります。そんな彼らを描くことで「現在(いま)」を生きる大切さを伝えたいのです。

砂絵でのストーリーを通じて、彼らとともに人生を前向きにとらえ、どんなことにも挑戦できるようになりました。さらに2012年に大怪我をした際、“本当にやりたいことのためだけに生きてみたい”と2014年ロサンゼルスに移住し、挑戦を続けています。

「現在(いま)」に精いっぱい向き合い、戦って突破していくキャラクターたちのストーリーをユーモアな要素を取り入れながら描いていきたい。
わたしの砂絵には、日々の困難な出来事にも前向きさとユーモアをもって乗り越えていけますように、という願いを込めています。

Biography

岩手県の小さな町に生まれ、漫画好きな父親と絵に心得のあった母親の影響を受け幼少期を過ごす。

7歳の時に描いた『あいすがあるいた』が新聞に掲載される。これが、「世界」と関わりを持った最初の経験となった。数十年後、アメリカの出版社より『Ice Cream Work』として絵本化された。

短大で経営学を修了、東京の企業に就職。

2000年
イラストレーター兼文筆家のキン・シオタニ氏の本に出会い、彼の描く絵と生き様に感銘を受ける。
2004年
その後、親交を深めた彼の影響と、砂絵との運命的な「再会」により砂絵アーティストとして本格的に活動を始める。偶然立ち寄った店で目に止まった砂絵セットを手にとった際に、指先で砂を弄ぶ心地よい感触、砂をかけると現出する鮮やかな色彩、なによりも、ものを作る楽しさという幼い時分の記憶がよみがえる。以来、独自の世界観を表現するツールとして砂絵を選択し続けている。
2007年
アメリカ・イタリア・フランス・スイス・ドイツ・中国・韓国・台湾など海外の展覧会に出展。
2009年
イタリア・ナポリのドンナレジーナ現代美術館(MADRE)『URBAN SUPERSTAR SHOW』に出展。
2010年
アメリカ・ロサンゼルスのサンリオイベントに招待され、砂絵の講師を務める。海外のアートに対する関心の高さにふれ続け、いずれはこうした環境の中で制作に没頭してみたいという思いを得る。
2012年
自宅のロフトから落下し、腰を粉砕骨折。医師から“もう歩けなくなるかもしれない”と告げられ、“人生はいつどうなるかわからない”という教訓を得る。
2014年
怪我が完治した後、ロサンゼルスに活動の拠点を移す。
2015年
アメリカの出版社“Overcup press”より絵本『ICE CREAM WORK』が出版。
2016年
ニューヨーク・クイーンズ美術館『Hey! Ho! Let’s Go: Ramones and the Birth of Punk』に出展。

Awards

  • AI-AP AMERICAN ILLUSTRATION29: Chosen
  • CWC CHANCE: Finalist