何事も役に立つもんだなぁと思う今日この頃ナオシです。だうも。
作品の梱包作業で大きいサイズになるときは、平らの段ボールからサイズぴったりの箱を作るんですが『そんなふうに箱を作れるなんてすごいね。』と言われたことがあり『へ?』となったことを思い出しまして。それはエセOL時代に社長や先輩がやっているのを見て当たり前にやっていたことなのですが、他の人にとっての当たり前ではないのか、と知りました。
小さい会社だったということもあり、エセOL時代は経理以外にもとにかくいろんなことをやりました。
・都庁や役所の入札(金額を書き間違えぬよう毎度冷や汗)
・会議の議事録起こし(内容が専門的すぎて超地獄)
・たまの週末はイベントに参加して写真撮影とレポート報告(代休なし)
・イラストレーターとフォトショップを使っての作業(今思うとこれは相当ありがたい)
等。
本業であった経理の実務や納品書などの書類系の作業の知識があるのは、今も本当に役立っております。アーティストという職業とはかけ離れた作業ですが、経理作業も楽しいと思える謎性格。笑
経理的な話になったのでアメリカの納税についてちらりとお話を。(※ざっくり知識)
わたしはアメリカでいうと外国人になりますが、働けるVISAなので納税義務があります。
作品やグッズを売っているので、セールスタックス(カリフォルニア内で商品を売った時の消費税の納税)とタックスリターン(確定申告的なやつ。国と州にそれぞれ納税)の2種類やらねばなのです。
特にセールスタックスの作業が『うぉい!』と言いたくなるほど面倒です。というのも、カリフォルニア州の郡ごとの売上を出さないといけないのです!その数58郡!
日本に置き換えると、東京都(=カリフォルニア州)の渋谷区・新宿区(=郡)等、区ごとの売上を出さないといけないということです。やばくないですか!?
ウェブショップを持っているので、その全オーダーの住所をすべて郡ごとにまとめないとなのですが、ここでも難関が。お客さんの住所すべてに郡が記載されているわけではないのです!
例えば住所が『Los Angeles, CA』とあったらロサンゼルス郡とわかるのですが『Anaheim, CA』と書いてあったとしても、それはアナハイム郡となるわけではなくオレンジ郡にあるアナハイムという街のことなのです!!!っちょ!じゃないですか、これ!
なので、いちいちその地名がどの郡なのかを調べる必要があるのです…まぁ、年に1回頑張ればいいだけだしな。と思っていたのですが、今年から3ヶ月に一度やらねばになりまして毎日地道に作業を重ねております…ふう。
とまぁそんな感じでほぼ愚痴に近い納税話になりましたが、エセOLで培った経験のおかげでこの複雑作業にもなんとか立ち向かうことができております。人生に無駄はない!という結論ですが、このアメリカ納税知識はこの先どこかで役に立つのだろうか…