【LA生活日記】居場所

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こないだ参加した日本語交流会で『どうしてアメリカに来たの?』と理由を聞かれ、いろいろ考察してみたナオシです。だうも。

出会ってきた日本人にアメリカに来た理由を聞くと、”アメリカが好きだった”という人と”日本で働く(住む)のが嫌になった”という2パターンのような気がしております。

わたしの場合、日本の独特なカルチャーが異様に好きで、アメリカのカルチャーはそもそもよくわからず。そして働いていた会社もだいぶ好き勝手やらせてもらい、夏休みを利用して展示旅で海外に8回ほど行っていました。(ちなみに絵のことは内緒。)
さらにさらに『ライブに行くのでこの日は早く帰ります。』と帰ったりもして、有休を使ってFUJI ROCKやロッキンオンジャパンにも行けました。(FUJI ROCKで思い出したのですが、会社を休むのが難しい友達が仮病で金曜日休んで来たのですが、スペースシャワーのインタビューを受けてテレビに映るというハプニング。笑)

という感じなので、その王道2パターンには当てはまらず、”絵のためにいっちょ来てみました。”というのが理由です。
毎日お笑いラジオを聴いて、邦楽(変な方面の)にも乗り遅れないようアンテナを張っているので、逆に言うとアメリカで何が起こってるのかよくわかっていない状況でそれもまずいよね。ということで最近ちょびちょび勉強し始めております。

そんな日本カルチャーの大ファンであったことにアメリカに来てから気づいたわけですが、アーティストとして生きる場所としてアメリカはすんばらしい場所です。実力社会+出会いのチャンスも多いので展開のスピードが圧倒的に違います。(もちろん絵を携えた行動力が大前提ですが!)
『今はインターネットの時代だからどこでも仕事ができるよ。』という話をよく聞きますが、超人気作家ならいいと思うんですが、『実際に出会えた人とのつながりが何よりの財産だなぁ』と思っているので、東京そしてアメリカに住むことで得られたモノはとても大きいと感じております。
先週の土曜日、ギャラリーのオープニングで会って話した人から、数日後、夏のグループ展の誘いをもらったことがまさにいい例だと思うのですが(ラッキー。笑)、その日その場所に行ったからこそつながった縁で、家で引きこもってたらこの話はなかったのです。引きこもり危険!でも家で絵描くのが何より楽しい!というジレンマ。笑

たまに他の国に住んでみたいとかはある?的な話になるのですが、答えは『NO』であります。NYとか同じアメリカ内でも無理だなぁ…というのが正直なところ。また一からアパート探しやらの生活拠点を整える作業と友達ゼロスタートはもうしんどい。笑
こう思うとまぁまぁ疲弊してるんだろな、と実感せざるを得ませんが、何とか生き延びてゆきたいと思います。